2024年7月27日(土)
【イベントレポート】『ついついカード』を使って親子で楽しくネットやゲームのルールを作ろう!
2024年7月27日(土)、淳風bizQ入居企業の株式会社ツナグラボ主催で「ついついカード体験会」が開催されました。
気温37度を超える猛暑の中、お申し込みいただいた全員がご来場され、100%の出席率でスタートしました。参加者11名と運営スタッフ8名の総勢19名が、淳風bizQ交流スペース(元淳風小学校 音楽室)に集まりました。
講師の中西將之氏(株式会社ツナグラボ代表取締役)が、自身の「ついついやってしまうこと」を紹介し、参加者から笑いが起こる和やかな雰囲気の中、ワークショップが始まりました。
参加者に一部スタッフも加わり4人ずつのチームに分かれ、それぞれ自己紹介を行いました。愛知県から来られた方もいて、小学生から大人まで、幅広い年齢層の方々が参加されました。
講師から分かりやすいルールの説明があり、心理的安全性を確保するための「グランドルール」も紹介されました。
そして、いよいよゲーム開始です。トップバッターがカードをめくり、「つ~いつい!」という掛け声とともに、他のメンバーが「やってしまいそうなこと」が書かれた「お題カード」を場に出していきます。お題カードには、「動画アプリを見すぎてしまう」「寝る前の時間にスマホやタブレットを触ってしまう」「甘いお菓子を食べすぎてしまう」など「ついついやってしまうこと」が書かれており、カードが出されるたびに、各テーブルから「あ~!やってしまう~」という賑やかな反応が続出しました。初回のターンから盛り上がり、自然と次の人が「つ~いつい!」と続けました。クスクス笑いやドッと爆笑が起こり、非常に楽しい雰囲気の中でゲームが進行していきました。はじめは慣れなかった掛け声も、皆が板についてきて「つ~いつい!」の声がどんどん大きくはっきりしていったのが印象的でした。出されたお題カードに対して「私もついついやってしまう…」と思った人は、「せーの」の掛け声で手を挙げます。お題カードを出した人は、挙手した人1人につき1ポイントが獲得できます。
各テーブルにはゲーム進行を補助する運営メンバーの福泉敏子氏と嶋田アキ氏が行き来し、一緒に笑ったり、プレーヤーに声をかけたりして、よりスムーズなプレイになるようサポートしました。
3ターンが終わり、いよいよ「ディフェンスカード」の登場です。講師からは、「ディフェンスカード」は、「ついつい」をやり過ぎないように体と心を守るためのカードであると説明がありました。参加者は自分が引いたディフェンスカードが、グループ内で出たお題カードに対してどれが一番効果的かを考える時間となりました。
1人ずつ順番に、ディフェンスカードをお題カードの上に出していきます。「寝る前の時間にスマホやタブレットを触ってしまう」には「見えない場所に置く」、「甘いお菓子を食べすぎてしまう」には「運動をする」「家族に協力してもらう」など、それぞれのディフェンスカードで、どうすれば「ついつい」のやり過ぎを防げるかを考えました。「このディフェンスは効果がありそう」と同意した人が、「せーの」の掛け声に合わせて手を挙げます。カードを出した人は、手を挙げた人1人につき2ポイントを獲得できるため、逆転の大チャンスです。
各テーブルから最も高得点の人の点数が発表され、拍手が起こりました。全体で一番得点の高い人には「ついついマスター」の称号が与えられました。
得点発表の後は、ゲームを振り返る時間となりました。「ついつい」は一体どこから来るのかをグループで話し合い、その内容を全体で共有しました。
お菓子や漫画は「疲れ」から来るのかもしれない、日々忙しければやらないけれど「ひま」な時に暇つぶしでやってしまうのかもしれない、などの意見が出ました。「ついついマスター」からは、睡眠不足による「脳の疲労」が関係しているのかもしれないという専門的な意見もいただきました。
また、この「ついつい」に対してどの「ディフェンス」が有効かも各テーブルで振り返り、意見交換が途切れることなく行われました。
講師からは、ついついモンスター「よふかしイモ」の紹介があり、睡眠時間の大切さについてお話しいただきました。小学生には9時間、中学生には8時間の睡眠が推奨されています。
次に「ワークシート」が4枚配布されました。
1. 見える化ワーク:まずは時間を見える化しましょう。
2. 眠りの質をチェック:睡眠時間がしっかり取れるように、時間や場所についての約束を考えましょう。
3. メディアの使い方ルール作り:ルールを運用し、自分に合ったものに作り替えていきましょう。
4. ルールの作り直し:定期的に見直しながらお互いの考えを話し合いましょう。
「ワークシート」は参加者に持ち帰っていただき、家でルール作りをしてもらいます。
最後に今日のまとめが行われ、拍手が起こる中、ワークショップが終了しました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
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