「淳風bizQ」(じゅんぷうびずく)とは

2020年7月、京都市は、国が進める「世界に伍するスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」における「グローバル拠点都市」※に選定されました。古くから個性的なグローバル企業を多数輩出したことで知られる京都ですが、これを契機に改めて「スタートアップの都」を目指し、様々な取り組みを進めています。

このような中、京都駅にほど近い下京区元淳風学区に生まれたのが「淳風bizQ」です。閉館以来20年近く使用されていなかった旧下京図書館を改修し、スタートアップ企業等が入居するオフィス兼交流施設としてよみがえらせました。現在「淳風bizQ」には、京都生まれの2社が入居しています。

※国に対する申請は「大阪・京都・ひょうご神戸コンソーシアム」として行いました。

 

 

 

施設名の由来

淳風美俗(じゅんぷうびぞく=人情の厚い美しい風俗や習慣)という四字熟語にかけビジネスの「biz」「飛躍的進歩」(Quantum leap)や「探求」(Quest)の意味を込めた「Q」の文字を組み合わせた名前です。

 

 

 

施設の歴史

旧下京図書館の建設年次や設計・施工者は、はっきりと伝わっていません。昭和初期に、この地域のコミュニティ施設として建てられたのが始まりとされ(大正年間の建築という説もあります)、当時、この地域の呼び名であった「下京第十六番学区」にちなんで「十六会館」と呼ばれていたそうです。その後、京都市に寄付され、昭和26年からは「京都市社会教育会館」として、昭和56年から平成13年までは「下京図書館」として利用されていました。
 
 

淳風bizQのデザイン

隣接する元淳風小学校と対をなすような、淳風bizQ(旧下京図書館)の特徴的なデザインについて、『京都市の近代化遺産-京都市近代化遺産(建造物等)調査報告書- 近代建築編』(2006年京都市文化市民局)は、次のように解説しています。

 

庇や窓台で水平線を強調し、大きな丸窓を配するのは1930年前後の流行のデザインで、アールデコや構成主義の影響といえる。室内意匠には細かな凸凹を繰り返すF.L.ライト風の手法も見られる。

 

淳風bizQには、当時の職人技の痕跡がそこかしこに残されており、新たな価値の創造に取り組むスタートアップ企業にも、刺激とインスピレーションを与え続けています。

 

 

 

運営主体

運営主体は、京都市が創業・イノベーションの創出に関する知見や実績を有する民間事業者や支援機関とともに設立した協議会(任意団体)です。

 

名称
京都市創業・イノベーション拠点運営協議会
目的
クリエイティブな人材や企業の集積と、地域企業との交流・連携を促す「京都市創業・イノベーション拠点(仮称)」の整備・運営を、民間事業者や支援機関等の幅広い視点を取り入れつつ効果的に実施すること
設立
2019年10月9日